ゴリラの社会科

授業で扱ったことをあげていきます。

頭の片隅にゴリラが住み始めた日のこと

大学を卒業後,いわゆる「院浪」という道を歩んだ私は,ある1冊の本に夢中になった。小川幸司の『世界史との対話』(全3巻)だ。本書は,著者が長野県の高校と市民講座で世界史を教えてきた講義録をまとめたものだった。1日1講のペースで,受験勉強の空き時間を使って読んでいた。本書には1つの講ごとに参考文献リストがあり,中古で安いものだけをAmazonブックオフで注文して,それもまた読んでいた。

 

そんな生活をスタートさせた矢先に,衝撃の1冊に出会った。立花隆の『サル学の現在』だ。『サル学』がAmazonから届いたとき,あまりの厚さに思わず笑ってしまった。しかし,その厚さが「まだ見ぬ世界へ」観を漂わせていた。そして私は,この本にも夢中になった。

 

もはや,院試の勉強は手につかなかった。

 

『サル学』のなかに,京大総長・山極寿一(当時は,日本モンキーセンターのリサーチフェロー)の「群れの解体をうながす子殺し・ゴリラ」があった。あれから何年もたったいま,その内容を思い出すことはできないが,ここから頭の片隅に「ゴリラ」がいる人生が始まった。

 

本ブログは,そんな頭の片隅にゴリラがいる社会科教員が,ゴリラのようにどっしりと更新するブログになると思います。よろしくお願いします。

 

ちなみこっちのゴリゴリも大好きです。

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