ゴリラの社会科

授業で扱ったことをあげていきます。

日記

お試し企画推薦も ドキュメント72時間年末スペシャル TOP10まとめ

番組HPより ドキュメント72時間を知っていますか?こちらドキュメント72時間・北海道支部です。 あるスポットを訪れ,そこで72時間(3日間)カメラを回すドキュメント番組である。年末には1年間の放送を振り返り,ベスト10を決めている。今年の2…

犬ぞりをはじめて気づくよそ者感の正体 角幡唯介「裸の大地シリ―ズ」

久しぶりの角幡唯介 よそ者感の正体 地域で生きる教員の不足 久しぶりの角幡唯介 久しぶりに角幡唯介の本を読んだ。 北極圏の探検記をあさっていたころ,ちょうど『極夜行』に出会った。 今回は「裸の大地」シリーズの1作目,1匹の相棒犬「ウヤミリック」…

ついに来たか。一気に雪景色にそまりました。

オホーツクで迎える初めての雪景色です。 このまま根雪でしょうね。

実家の黒柴とのお別れのときが近づいてきました。

実家から16歳の老犬の状態がよくないと連絡がきた。 ここ最近黒い下痢が続き,呼吸も浅く,苦しそうだということらしい。動物病院に行くと,小腸から大腸にかけて細胞の新陳代謝がうまくいかず,ボロボロになっていると思われるという診断だった。盆と正月…

地球外生命体は微生物?!

『ナショナルジオグラフィック』2023年10月号 1年生の授業の一番最初。私は「宇宙人はいると思うか?」と聞く。クラスに1~3名はかならず「いると思う」と答えるが,ほかは圧倒的に「いない」に手をあげる。 そのときは屁理屈をこねて宇宙飛行士の話にも…

日本最北の村に行ってみたよ

先日、ふと「猿払村」に行ってみよう!と思い立ち、いざ出発。 あいにくの空模様。この日は北海道全域が大荒れでした。 綺麗な風景とかいろいろ撮りたかったんですが、残念です。 道の駅のご飯屋さんも昼休憩に入っており、こちらのお店でソフトクリームを食…

君たちはブッシュミートを知っているか――野生動物はたんぱく源か保護対象か

1.新たなたんぱく源 2.ブッシュミートをめぐる2つの危険性 関連した過去記事 参考文献 ナショナルジオグラフィック2023年6月号 1.新たなたんぱく源 SNSを中心に食用コオロギが話題になっていたのを覚えているだろうか。世界的な食糧危機を救う代…

「終わった人」が終わった人を書くのかと思いきや

発想の転換というものがある。 例えば人間とは何かを考えるときに,人間を観察するのではなく,人間ではないチンパンジーを観察することで,逆に「人間らしさ」が浮かび上がってくることがあるように。 内館牧子の『終わった人』は,退職したおじさんの余生…

朝のすすきのとカラス

今年のゴールデンウィークは,ゼップ札幌で開かれたハンブレッダーズのライブを見に行きました。昨年2月に次いで,2回目の参加です。 ホテルはすすきのにある新しめのところに泊まりました。2人で1万円弱でとてもリーズナブルでした。夜のすすきのをそこ…

牙を取られるゾウ,ゴミをあさるゾウ

『ナショナルジオグラフィック』2023年5月号の特集は,「私たちが知らないゾウの世界」である。 ナショナル ジオグラフィック日本版 2023年5月号(私たちが知らないゾウの世界)[雑誌] 日経ナショナル ジオグラフィック Amazon アフリカ・サバンナに暮…

「ウインド・リバー」,「リトル・シングス」映画録20230303

インディアンの若い女性とその相方が,酔っぱらった同僚たちとのちょっとしたいさかいからレイプされたり,殴打されるシーンがいたたまれなかった。 そんなことを言っておきながら,FBIの女性捜査官が魅力的だった。 授業に使える度 ★☆☆☆☆ eiga.com モヤモヤ…

犬が褒め言葉を理解できる理由,西アフリカ 見直される泥の建築

『ナショナルジオグラフィック』2月号のレビューである。 1.犬が褒め言葉を理解できる理由 2.西アフリカ 見直される泥の建築 1.犬が褒め言葉を理解できる理由 犬は褒めて伸ばす。 当たり前になったこの育て方だが,そもそもなぜ犬は褒め言葉を理解で…

より長く,より健康に生きるために今できること

『ナショナルジオグラフィック』2023年1月号を読んだ方はいるだろうか。 特集は「より長くより健康に生きる」である。 長寿研究の最先端をレビューしている。 1900年以降,世界の人々の平均寿命は2倍以上に伸び,73.4歳に達した。 確かに,記…

大学図書館の閉鎖性

久しぶりに柳広司に共感した。 あんまり知らないって人のために言うと,私もこの人の著作は1冊も手に取ったことはない。岩波書店が発行する雑誌『図書』に連載しているので,月に1回この人の文章を読むことになる。ファンでも何でもない。 なにに共感した…

戦争の時代におくる平和教育の意味は?

日本では義務教育課程において,「戦争は悪いこと」「平和を第一に考える」という教育を受ける。 一方で,実際の戦争を眼の前にしたとき,こうした「教訓」を繰り返すだけでいいのか,という疑問が浮かんでくる。 こうした問いに,翻訳家の奈倉有里は次のよ…

頭の片隅にゴリラが住み始めた日のこと

大学を卒業後,いわゆる「院浪」という道を歩んだ私は,ある1冊の本に夢中になった。小川幸司の『世界史との対話』(全3巻)だ。本書は,著者が長野県の高校と市民講座で世界史を教えてきた講義録をまとめたものだった。1日1講のペースで,受験勉強の空…