ゴリラの社会科

授業で扱ったことをあげていきます。

社会科の教材研究論覚書

關浩和「資料&図解で丸わかり!おさえておきたい教材研究と授業デザイン」

・学習指導要領の内容を分析するだけではなく,教科の親学問にあたる必要がある。

・子どもの論理や子ども理解という側面が欠けている。

・教材とは,子どもが学習可能なように教育内容を何らかの形で体現し,具体化されたものである。

・教材には,仕掛けが必要で,異なる要素を組み合わせ,視点やタイプの異なる要素を比較するために複数の教材を組み込むハイブリッド化が必要である。

・教材研究や授業デザインをしていくときは,図解や関係図を作成することが必要である。目に見える事実からスタートして,社会的事象を関連させたり,関係づけたりして,社会的意味を考えながら,目に見えない社会のシステムを理解することが目的だから。

・社会的な事実・事象からいきなり価値的な判断をさせるのではなく,関係性の吟味を経て価値判断させること。

・事実的知識==関係的知識==説明的知識==概念的知識==価値的知識という知識構造の階層性のなかで,一般化できる概念的知識習得過程が必要である。しかし,事実的知識から価値的知識に直接つなげようとする授業が多すぎる。

 

横田富信「社会的事象の背景にある『理論・法則』を意識する」

・教材のより本質的な概念的知識を教師としてつかむこと